近隣中の進学状況(2018年・H.30春)

毎年恒例の企画。今春(平成30年春卒業)の近隣中学校3年生(現高1)の学力分布を分析してみた。


◎公立高校と私立高校の進学割合

【鎌中】公立73%、私立27%
【五中】公立72%、私立28%
【六実中】公立83%、私立17%

◎学力別高校進学の割合

【Aグループ】偏差値61以上
<船橋・東葛飾・薬園台・佐倉・八千代・船橋東・柏・小金>
→鎌中10.9%(11.8%)、五中6.7%(7.8%)、六実中5.7%

【Bグループ】偏差値51-60
<幕張総合・鎌ヶ谷・柏南・国府台・津田沼・松戸国際・国分・柏中央・柏の葉・市立習志野>
→鎌中18.9%(26.4%)、五中14.9%(17.0%)、六実中12.7%

【Cグループ】偏差値46-50
<船橋芝山・市川東・松戸六実・船橋啓明・印旛明誠・流山おおたかの森・市立船橋>
→鎌中17.7%(15.3%)、五中17.9%(15.6%)、六実中16.5%

【Dグループ】偏差値41-45
<柏陵・松戸・市立松戸・市立柏・実籾・市川昴・佐倉東・船橋二和>
→鎌中18.3%(13.9%)、五中17.9%(14.9%)、六実中20.9%

【Eグループ】偏差値40以下
<鎌ヶ谷西・船橋北・白井・松戸向陽・市川工業・流山・船橋豊富・船橋法典・松戸南・船橋古和釜>
→鎌中34.3%(32.6%)、五中42.5%(44.7%)、六実中44.3%

※カッコ内は前年。県立高校の進学者のみを抽出した。県立の特別支援学校と私立高校進学者は除外している。

まず、公立と私立の割合。
鎌ヶ谷市で大体「公立75%、私立25%」が平均。年によって細かな増減はあるが、増えたり減ったり、という増減なので例年の見通しは左記の「3対1」で間違いないだろう。あと、鎌ヶ谷と六実を比較して分かるように、都市型の駅に近い学校の方が私立率が高くなる。地価の高い地域の方が私立進学率が高いといえるのではないか。鎌ヶ谷に話を戻すが、H.27とH.30は五中の方が鎌中よりも私立進学割合が高い。これは、五中が新興住宅地の新鎌ヶ谷エリアを抱えているため、と私は見ている。

つぎに進学割合の話。過去記事でH.27から4年分を比較すると、おおむねBまたはCグループとEグループに人数が集中する学力の二極化が顕著に出ていたものの、今春についてはAグループからなだらかにEグループに向かって人数が増えていく「富士山型」となった。ということは鎌ヶ谷在住の現高1は全体的に他の学年よりも学力が低かったといえる。

千葉県全体で見ると、人数の中央値はだいたい進研偏差値で45と見てよい。つまりここが人数で上下に2分の1ずつのボーダー。ちなみに偏差値52~53が上位3分の1のボーダー。日東駒専の大学進学が可能になるラインは目安で偏差値50の高校。今春は偏差値46以上が鎌中47.5%、五中39.5%、六実中34.9%。鎌中でさえ千葉県の平均より学力は下だったということが分かる。

鎌ヶ谷の学力的な地勢でいうと、県道船橋取手線を山の尾根(高い部分のつながり)として、そこから東西に下がっていくイメージ。新京成線でいうと、船取線をはさむ新鎌ヶ谷・初富が尾根で、そこから東は大仏・二和・滝不動、西は北初・くぬぎ山と下がっていく。船橋市の八木中・滝中あたりが学力的にかなり厳しい、というのはこの話と連動している。

鎌ヶ谷の進学塾でいうと、敬称略になるがラピス・湘南・リデア・臨海・市進。予備校はサテラインで代ゼミ・河合マナビス・東進。番外で武田塾。このあたりがごそっと船取線に面しているのには上記のような理由があるのだ。

広域に見ると、南北を結ぶ常磐線と東西を結ぶ総武線を尾根と見て、そこから東に、北に、と次第に学力的には下がっていくイメージ。その下がった合流先が鎌ヶ谷および船橋北部エリアとなるので、白井・豊富・船北・学館船橋といった高校の学力分布とも連動してくることが分かる。(もちろん例外もあるので、あくまで大まかなイメージに過ぎない)

いわゆる激戦区といわれる船橋・津田沼・松戸・柏といった都市部に比べて、鎌ヶ谷・白井・船橋北部は治安も比較的よく、のんびりした刺激の少ないエリアではある。自分が、を主張するよりも皆に仲良くついていく、という感がある。私でさえ3年前に東初富の神社のある場所から今の南初富に移って分かったことだが、鎌ヶ谷市内だけでも、場所による特性の異なりはまざまざと感じる。鎌ヶ谷市と市外であれば尚更のことだろう。

地価と私立進学者数・地域学力の相関性という観点で国土交通省の土地総合情報システムを見てみる。
http://www.land.mlit.go.jp/webland/