成績を上げるノウハウ

そんなわけで12月Vもぎの成績表。ここまでの時点で右上がりを描いている。
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神尾塾では現在、進研Vもぎと総進Sもぎを隔月で実施しているが、その理由は以前進学研究会しか使わなかった所に総進図書の営業マンがやってきてプッシュ(先の記事と同様)が凄かったこと。あと、10月以降のVもぎで成績を伸ばせる指導がかつて出来ていなかったため、Sもぎに私自身逃げていたという2点がある。

正直言って、この仕事を始めて18年、神尾塾を開いて11年。やっとこの数年で「成績を上げること」の何たるかが分かってきた気がする。もちろん全員漏れなく上がるわけではないし、上がったり下がったりということもあるが、Vもぎで成績を上げることの難しさを身に染みて体感してきた私としては、やっとVもぎのグラフを右上がりに出来る指導が出来るようになってきたのだな、と一方で安堵している。(このあと落とし穴がないことを祈りたい)

今年は事情により生徒数を絞ってきたが、この3グラフは県立もぎ受験者4名中の3グラフなので打率は悪くないと思う。このうちの1名は次のVもぎ40でやや下がってしまったが、もう1名はVもぎ40で以下のグラフとなった。

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この生徒は中3の7月入塾であったので「圧倒的な基礎力の不足」が最大の課題として継続していたが、「県12-2」と書いてある通常のVもぎまで「うーん」という成績表であったものの、Vもぎ40である「県12-3」でクッと上がってきた。こちらから見て「おっ、来たな!」という感覚である。まあ油断はできないので最後の1月模試でどう出るか、であるが本人の集中力が高まっているので、悲観をする必要はないだろう。(※楽観してよい、という意味ではない)

Vもぎのグラフは上下30の偏差値の振れ幅を短い縦軸で表しているので、少々上がった程度では上がった実感の得られにくいグラフであるが、そんなグラフで明らかに右上がりに見えるということは本当によく上がっているということなのだ。彼のこれまでの努力は褒めてあげてよい。

先の記事で「プッシュ」について書いたが、
成績を上げることのノウハウは、最終的に「圧倒的な基礎力の積み上げ」。成績不振の生徒はまず基礎力が足りておらず、それでいて基礎訓練を指導側も生徒も家庭も軽視してしまう場合が多い。また、基礎が積み上がり、その基礎を使いこなせる生徒には「実戦問題を精度高く数多くこなす」。この2点に尽きる。

限りなく無駄な教材を生徒に提供しないこと、意味のないことを生徒にさせないこと、1分1秒に至るまで価値のある時間を生徒に使わせること。こういったことを積み上げていくのは生徒だけでなく私自身にとっても精神修養そのものになっている。生徒にとっても私にとっても「仕事をする」ことの真髄に向き合っているような気がする。